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お菓子文化の継承を守り、

​変化を好み、変化に挑む。

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わが社は創業昭和25年、70余年の月日を経た老舗の企業です。

三黒製菓は第二次世界大戦の空襲で焼け出された中で、兄弟・親戚が集まり協力して行ってきた菓子業です。その後個々独立し「黒一製菓」「黒虎製菓」「黒川製菓」「三黒製菓」の4社となり、“黒”川“三”兄弟の「三黒製菓」から、三男だった黒川藤世次の“黒”川の“三”男の「三黒製菓」と由来を変え現在に至ります。

創業当初から様々なお菓子を創り続け、三黒製菓が引き継いだものはビスケット加工。今でも親しまれているジャムサンドです。また、先代の育てたスズカステラも関東ではわが社が唯一のメーカーとなり、現在は六方焼等の和菓子や洋菓子店のOEM等新しい挑戦も行っております。

私は、価値のないお菓子は存在しないと思っています。また、どんな人・商品にもファンというものはいると考えています。高級なお菓子にはもちろん高級なお菓子の魅力がありますが、安心安全なお求めやすい美味しいお菓子は日本中の全ての人にお菓子を届ける誇りのある商品だと思っております。今後はそんなお菓子の”生命”を守ること、他社製品だとしてもアレンジを加えて絶やさないことにも力を入れていきたいと思っています。

社員が満足していないと

お客様は満足させられない。

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私も社会人になり早20年、代表として10年を過ごしてきましたが、様々な苦難を乗り越えてきました。

その中で、強く感じるのは、”私一人の力ではここまで来れなかった”ということです。

また、自分自身が豊かであることが仕事の充実、果てはお客様の満足につながるということを実感して参りました。

弊社は、会社の拡大も大事だとは思っていますが、まずは”従業員の満足”それを最優先することで、自ずとお客様の満足、売上の向上、会社の拡大がついてくると考えています。

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人の思い出を売る​企業に。

私の軸にあるのは「伝統を守る」「変化への対応・適応・挑戦」です。

戦後、先々代の方々は、食糧難やお菓子が飛ぶように売れる時代に大量生産を可能にし、人々を豊かにし、関東のお菓子の伝統を創って参りました。ただ、その繰り返しや現状維持では時代の変化はついて行けず、非常に厳しい時代の変化に、親戚の会社やその他お菓子会社等は次々に廃業をしてきました。三黒製菓は、変化に強い企業です。現在最も力を入れているのは、“人の育成”と“菓子文化の継承”です。

 

私はお菓子を売っているというより“思い出を売っている”と考えております。人の記憶、家族のだんらん、様々な場面にお菓子は寄り添ってきました。新しいものだけに飛びつくのではなく、人々の思い出を守る会社として、変化適応を続けていく所存です。

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代表取締役 黒川 慶一

三黒製菓3代目社長。

​洋菓子屋での修行を経て2011年三黒製菓に入社。

入社後は作業現場を経験しつつ新工場の設立に従事し、新工場・新体制を築いてきた。

自身代の経営方針として

「菓子文化の継承、変化への挑戦」「従業員の自己実現」

を掲げ、残業の低減、役職の追加、研修・メンター制度の導入や、

廃業寸前の菓子事業の吸収や自身の洋菓子製造経験を活かしたOEM事業のスタート等、新たな三黒製菓の在り方を追求している。

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